PRIDE無差別級GP、私が選ぶ今日のベストバウトは、
高阪剛 vs マーク・ハント
です。負けたら引退という決意で臨んだ”世界のTK”こと
高阪選手。 1R3分ぐらいで、 ハント選手を胴締めチョー
クで極めかけていたので、”これで決まったな”と思った
ら、上手い事逃げられちゃいました。その後、首に足を絡
ませながら、腕を狙っていたんだけど、これもハント選手
に逃げられてしまいました・・・。そして、その後の展開
が凄かった。高阪選手、ハント選手相手にスタンドで勝負
しているじゃないか!!しかもハント選手、嫌がっている
様に見えたし。パンチの的確さというんでしょうか?そち
らの方は、やはりハント選手の方が上。高阪選手、鼻から
血が。それでも高阪選手は打撃で勝負!!まさか、
去年の
「ミルコ・クロコップ vs マーク・ハント」の試合みたい
な展開になるとは。
2Rは、高阪選手が何回かハント選手にタックルを仕掛け
るんですが、すべてハント選手にタックルを潰されてしま
ったんだけど、2分すぎタックルが決まり、そのまんまサ
イドポジションに移行。ここから、という時にハント選手
に逃げられてしまい、またスタンドへ。最後はハント選手
が高阪選手をコーナーに追い込んでラッシュし、レフリー
ストップのTKO.・・・。
正直、これで引退。というのはもったいない気がするんだ
けど、みんなに惜しまれながら辞めるというのが、1番良
いのかもしれないですね。高阪選手、今までご苦労様でし
た。
ちょっと意外な展開だったのが、
藤田和之 vs ジェームス・トンプソン
3年ぶりにPRIDEのリングに帰ってきた藤田選手。1番最
初に驚いた事は入場曲「イノキボンバイエ」じゃなかった
事。(当たり前かもしれないけど)それ以上に驚いたのが
試合内容。 結果は藤田選手がパンチでKO勝ちしたんだけ
ど、内容は藤田選手がトンプソン選手に終始追い込まれて
いた様に感じました。たまたま一発いいのがトンプソン選
手に入ったから勝てた。という感じが。
世間的には注目?の試合だった
西山洋介 vs 吉田秀彦
一言で言えば、順当勝ちでした。ボクシングのスキルだけ
で勝てる程、PRIDEのリングは甘くないと。見た限りでは、
最低限のグラウンドのディフェンスは習得して、この試合
に臨んだみたいなんだけど、決まり手が三角締めというの
は・・・。個人的には、PRIDEのリングでは三角締めは死
語になっていると思うので。(三角締めでこられたら、パ
ワーボムで切り返す。これは一種のムーブだと思っている
ので)少なくとも最低限のグラウンドテクニックは身につ
けてから、再びPRIDEのリングに上がってほしいなと。
ところで桜庭和志選手について、PRIDEサイドからファン
に対して説明があったのでしょうか?
(HERO'S参戦につ
いて)地上波ではなかった(放映されなかった?)みたい
なので。もし説明があったのならば(もちろんやっている
と信じたい)個人的には、地上波でも放映してほしかった
んですけど。