久々となるレビューです。
堀下さゆり「fotonote」
「シロツメクサ咲いた夏」以来5年ぶりとなるアルバムです。
聞いてみてまず思った事は、歌声の音程が低くなった気が?
その結果、GIRL POP→ポップスになった感じが?前作まで
は良くも悪くも
矢野顕子な感じの甲高い歌声だったんですが、
非常に聞きやすくなったというか、MCの時の声とほぼ変わ
らない感じになったと書いた方が正しいのか?
内容の方は、
堀下さゆり特有の優しい世界があるんですが、
これまでの作品とは違って儚いものを感じるんですよね。心
温まるんですけどね、何か考えさせる物が?
特に
「風の丘」「この街に咲く花のように」は自身も被災し
た「東日本大震災」の事を歌っている様に思ったんですが?
故郷(福島県相馬市だったかな?)の事を思っている歌詞が
印象的でした。
あとは
「家族写真」が
「君とわらった」「愛のうた」と同じ
レベルで心に染みました。ライブで初めて聞いた時はそんな
に感じなかったんですが。家族の風景を撮り続けた父親の事
を描いているんですが、心暖まると同時に子供達が成長して
自立していくと、カメラ(父親)の出番がなくなってしまう
という儚さみたいな物も。
個人的には切なくて救いようのない重い曲が好きなタイプの
人間なんですが、この人の曲は心に染みるんですよね。
今の所、今年聞いたアルバムの中では1番良いかな?


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posted by cozey at 23:51|
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