2005年12月26日

M1グランプリ2005

島田紳助が『漫才復興』『漫才に恩返し』という意味で立ち
上げた『M1グランプリ』 今年の優勝は、”ブラックマヨネ
ーズ”確か、上方お笑い大賞の新人賞かな?それを獲得した
記憶はあるんだけど。名前は知っていたんだけど、(確か”
FUJIWARA” ”陣内智則”がトップだった時のbase メン
バーだったはず)あんまり印象に残る事はなかったので。ち
なみに、今日初めて”ブラックマヨネーズ”の漫才を見たん
だけど、面白かったです!!完成度が高い。例え話がめちゃ
めちゃ面白かった!!あと、オチも予選と決勝、両方とも同
じ奴だったし。私の今年のM1優勝予想は”麒麟”でした。
M1の一つの特徴は、審査員が全員現役のお笑い芸人という
所なんですが、その審査員の一つの特徴は、「スタンダード
よりも、アナーキーでカウンター」な物を求めている所だと
思います。審査員のレギュラー6人、(島田紳助、松本人志、
大竹まこと、島田洋七、ラサール石井、中田カウス)の内、
スタンダードを好むのは、島田洋七。話しの展開(起承転結)
つっこみの質にこだわるのは、ラサール石井。残りの4人は、
カウンターでアナーキーな物を求めている様に思います。(
それプラス、中田カウスは、”鮮度”も重視)ただ、「カ
ウンターでアナーキー」だけでいいか?というと、そうで
もないんです。過去4回M1グランプリを獲得した漫才師”
中川家””ますだおかだ””フットボールアワー””アンタ
ッチャブル”この4組、漫才スタイルは「スタンダード」な
んですよ。「スタンダード」の中に、隠し味で「カウンター
でアナーキー」な部分を出していると思うんですけど。そこ
から考えると、今回の私の本命は、”麒麟”でした。予選は
完璧だったんじゃないでしょうか?自画自賛のオチは見事だ
ったし、中盤当たりで、まさかのアドリブもあったし。決勝
は、最初怪談話でスタートし、そのまま続けるのかな?と思
ったら、途中で話しやめちゃう所が面白かったし、その後の
モデルネタもめちゃめちゃ弾けていたし!!(決勝でもアド
リブやっていました)ただ、最後のオチが・・・。あれで最
後のオチが決まっていたら、”麒麟”が勝っていたんじゃな
いでしょうか!!(1本目と2本目、逆にしていたら・・・。)

去年も”麒麟”は1本目は面白かったんですけど。”笑い飯”
実はフィギュアの方を優先していたので、M1 は録画で見て
いたんですが、タイマーをするのを忘れていたので見られま
せんでした。決勝のネタだけを見ると、非常にオルタナティ
ブだったと。初期の頃は、漫才の枠からめちゃめちゃはみ出
していたんだけど、芸暦を重ねる事に、漫才の枠に収まって
いる感じがするんだけど、それでも、オルタナティブな感じ
を出しているのは凄いです。”南海キャンディーズ”フィギ
ュア
がCM の時、M1 を見ていたんですが、”南海キャンデ
ィーズ”の点数が低い事に驚いてしまいました。どんなネタ
をやったのか、速くビデオでチェックしなくちゃ!!(ちょ
うど、”南海キャンディーズ”の紹介VTRから、録画しまし
た)と思い見たんですが。まず思った事が、しずちゃんのテ
ンションが低かった事。元々低い方だとは思うんだけど、あ
の低さにびっくりしました。あと、中田カウス師匠に言わせ
れば、”ネタに鮮度がなかった”もしくは、”演者に鮮度が
なかった”後者に関しては、何故か分からないけど・・・。
あとは”チュートリアル””品川庄司”ですか。”チュート
リアル”は、「オンエアバトル」方式だったら、”ブラック
マヨネーズ”と良い勝負していたんじゃないですか?ボケの
スタイル的には、”ブラックマヨネーズ”と同じ例え話系で、
後半の徳井さんのテンションの高さが、とても印象的でした。
ある意味、これがお客視点(オンエアバトル)と、演者視点
(M1) の違いなんかもしれないけど・・・。そして”品川
庄司”まず、ビッグネームになっても、漫才への情熱に。そ
して、メリットよりもデメリットの方が大きい舞台に出て来
た事に敬意を表したいと思います。ネタの方は、刑事の殉職
ネタだったんだけど、面白い事は面白いんだけど、品川さん
のボケがくどかった事と、庄司さんをもうちょっと泳がせた
方がより面白くなったのかな?と思いました。

ちなみに今回のM1、 ”タイムマシーン3号”以外は全員「
吉本興業」所属。(”品川庄司”以外は大阪勢)吉本興業の
レベルが高いのか、他の事務所の漫才師のレベルが低いのか?
個人的には、関西に住んでいるので「松竹芸能」の漫才師に
頑張ってもらいたい所なんですが。(若手で有望株いたっけ)
最後に、今回優勝した”ブラックマヨネーズ”大竹まこといわ
く、「オーソドックスの凄さを感じた。こんだけ凄ければ、新
しい事する必要がない」と言った通り、「カウンターでアナー
キー」な部分を感じられませんでした。あえて探すなら、2人
の風貌が「カウンターでアナーキー」なんでしょうか?個人的
には”ブラックマヨネーズ”には、来年も出場資格があるなら
ば、出てもらいたい!!”ますだおかだ”のますだが言ってい
た言葉だったんだけど、「優勝した後に、もう1回出たかった。
俺達は10年目で優勝したから出られなかったけど」と。これ
をやって連覇したら”ブラックマヨネーズ”めちゃめちゃかっ
こいいですよ!!これこそ、「カウンターでアナーキー」なん
じゃないでしょうか!!それと明日から”ブラックマヨネーズ”
の見る景色は確実も変わるでしょうね。関西のローカル芸人(言
い方悪いけど)から、全国区へ!!これが本当のシンデレラスト
ーリーなのかもしれません。最後に”ブラックマヨネーズ”優勝
おめでとうございます!!(来年も出場資格あるなら出て欲しい)
posted by cozey at 02:33| Comment(2) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
織田信成選手へのコメントありがとうございます。
本当に腹立たしいですね。
関係者は猛反省してほしいぐらいです。

M−1は熱かったですね!
麒麟の一発目はすごかった!!
逆にしていたら・・・同感です
Posted by 「感動創造」 at 2005年12月27日 21:14
感動創造さん、コメントありがとうございます。
(遅れてすいません)
麒麟は、去年も1本目はめちゃめちゃ
よかっただけに、残念でした。
今年は、ブラックマヨネーズが全国区に
なれるのか?が注目です。
Posted by cozey at 2006年01月02日 23:22
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