2009年08月19日

第91回全国高校野球選手権大会(3回戦)「立正大淞南 vs 東農大二」

こちらは第3試合の

       立正大淞南 vs 東農大二

09-08.19-5.JPG

です。

まさかこの試合で、高校野球の格言でよく言われる"甲子園
の魔物"に遭遇するとは思いませんでした・・・。

はっきり言って試合内容は東農大二が勝つだろうという試
合だったんですよ!!そして典型的な立正大淞南の負けゲー
ムだと。東農大二が点数を挙げたのは、立正大淞南の守備
(送球も含めて)の乱れから。上に行くにはワンプレー、
ワンプレーがしっかりしているチームだと思っているので。
それと東農大二の先発、加藤君の緩いボールにまったく立
正大淞南打線がタイミングが合わない・バットを振らされ
ている・泳がされている印象が。
中盤以降、立正大淞南の監督さんが「緩いボールを捨てる or
逆方向(右バッターはライト・左バッターはレフト)に持
っていく」指示は確実に出ていたとは思うんですが、それ
でもほとんどタイミングが合っていませんでした・・・。
加藤君は左のスリークォーター気味に投げている様に見え
たんですが、バッターから見たらボールの出所が分からな
いんでしょうね・・・。
6回裏に1点取り返したんですが、このまんま東農大二が
勝つだろうと思っていました。
流れは両者とも掴み切れていないけど、加藤君のピッチン
グに翻弄されているので、このスコアで終わるだろうと。

立正大淞南の先発崎田君は、序盤はストレート主体のピッ
チング。中盤に東農大打線に"捕らえられたかな?"と思った
んですが、中盤以降緩い球を効果的に使って立ち直った様
に見えました。

立正大淞南がもしかしたら流れを掴むかな?と思ったのが、
7回表に大蔵君が四球・堂本君が送って"1アウト、2塁"次
の高木君はショートライナー。私は"1点勝負"だと思ったの
で、高木君にも送りバント(バントの構えはしていたんで
すが)さして、"2アウト、3塁"にして、加藤君にプレッシ
ャーをかけた方が良かった(次の猪俣君は三振)のでは!?
と思ったんですが。

そして結果論になってしまうんですが、東農大二はこの7
回裏のチャンスで点が取れなかったのが痛かった&流れが
立正大淞南に行ってしまったと・・・。

中溝君が三遊間を破るレフト前ヒット。緋田君が送りバン
ト。そして町田君がサード強襲のヒットで"1アウト、1、
3塁"野球の格言で"ピンチの後にチャンスあり"という言葉
があるけど、その通りだなと思ったら、次の沼沢君がピッ
チャーゴロを打ってしまいゲッツー・・・。
結果的にここが試合の分かれ目になってしまったかな?と。
ただ、この時点では私、"手に汗握る試合だな・非常に締ま
ったゲーム内容"だと思っていたんですけど。

そして8回表に、"甲子園の魔物"に出会ってしまいます。
立正大淞南の先頭バッター、林田君が死球。その死球の時
に、近くで観戦していた人が「死球が多すぎ」という言葉
が耳に入ったんですが、特に何とも思わなかったんですよ。
ただ次の小野君に四球を出した時は"ちょっとおかしいな"と。
急にストライクが入らなくなってしまった感じが。そして
後藤君にも四球。"0アウト満塁"で4番:崎田君という場
面。当然内野は前進守備になるんですが。
ここで崎田君はライトへ犠牲フライ(セカンドランナーも
サードへ)。これで同点。そして" 1アウト、1、3塁"で
成田君の打席、初球をスクイズしたんですが失敗(ピッチャ
ー前にバント)・・・。
ただサードランナーの小野君がハーフウェイまで飛び出し
たのに、何とかサードベースに生還できたのは隠れたファ
インプレー&流れを東農大二に渡さなかった1つの要因かなと。

自ら犠牲フライを打った事で崎田君のピッチングに躍動感
が戻った感じがしたんですよ!!びっくりするくらい。
そして加藤君の方も立ち直ったかな?と思ったんですが、
"野球は2アウト"からという言葉がある様に、ここから3連
打で2点追加!!これで勝負ありでした。

この試合の勝負のポイントは、8回表の加藤君の突然の自
滅。これに尽きると思います。これは観ている方としては
まったく予測できなかった・・・。あえて兆候を挙げると
するならば、6回からの3連続死球くらいですか。
一応、東農大二のブルペンでは背番号11の右のサイドハ
ンドの選手を準備さしていたんだけど、これは監督さんの
替えられない気持ちが充分に分かる!!最後3連打したと
はいえ、加藤君にまったく立正大淞南打線は合っていなか
ったので。
私の方も7回表で、立正大淞南がチャンスを活かせなかっ
た時点で、この記事の締め(加藤君 vs 智弁和歌山打線の
対決を是非観てみたい!!)を考えていたので。
加藤君はピッチングだけでなく、フィールディング・牽制
もとても上手かったし、東農大二の内野陣も非常に堅いな
という印象があったので。
逆に立正大淞南は、崎田君は良かったけど守備が粗い印象
が?次がベスト8なんだけど、守備が心配です・・・。

『This is 高校野球&甲子園』な試合を観た感じがした一戦
でした。


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posted by cozey at 22:56| Comment(0) | TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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