メジャー再デビューアルバムです。
石野田奈津代「60億の涙」
全体を通して切ない色彩で彩られたアルバムの様に思いま
した。まるでなつのキャッチフレーズである"女を泣かせる
女"をなぞるかの様に。
切ない色彩と言えば「ひまわり」以来となるアルバム「わ
たしのうた」でもそういう風に感じたんですが、「わたし
のうた」では、なつはリスナーのハートに向けて歌をぶつ
けている&投げつけている印象があるのに対し、この「6
0億の涙」はリスナーのハートに優しく染み込ませる感じ
で歌を届けている感じがしました。
あと「わたしのうた」から、歌声が変わった気もしました。
なつ本来の伸びやかで透明感溢れる歌声が戻ってきたと思
います。
個人的には年相応な恋愛模様を描いた「恋人」作られた当
初はメジャーレーベルに対してのこんちくしょう節だった
のが、このアルバムの収録曲順に聞いていくと、これから
の音楽活動に対する決意表明の様に聞こえた「波瀾万丈」
そして"忘れられない恋"をテーマにして製作された「永遠」
が印象に残りました。
アルバム自体はとても良い出来だと思うし、何回でも聞き
たいと思える物に仕上がっている様に思うのですが、なん
か"女を泣かせる女"というコンセプトに沿って製作された様
な感じが見え隠れしてしまう気が(メジャーレーベルで活
動していく以上はある程度は仕方ない事なのかもしれない
んですが)するんですが?
個人的にはなつ特有の恋をする事に対するドキドキ感・ワ
クワク感を描いたアップテンポな曲が1つでもいいから欲
しかったかな?
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2009年09月03日
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