去年は出来なかったんですが・・・。2012年の「ベストア
ルバムランキング」を(2010年・2009年・2008年・
・2007年・2006年)発表したいと思います。
1位はZAZEN BOYS「すとーりーず」(レビューはこちらから)
「ZAZEN BOYS 4」のエレクトロニカ路線を得て、再びバン
ドサウンドに回帰した印象よりも、バンドサウンドに"ヒリヒリ
感"を感じたのがとても印象に残りました。それはかつて向井秀
徳が率いていたNUMBER GIRLを彷彿とさせる様な・・・。
NUMBER GIRLとは違ってZAZEN BOYSの奏でるサウンドは
非常にドス黒いファンクをベースにしたものなんですが。
ここに来て再び時計の針が戻るかの様な"ヒリヒリ感"溢れ出すバ
ンドサウンドを向井秀徳は追求しだすとは思っていなかった(
ZAZEN BOYS自体は非常にストイックなバンドだとは思うんで
すが)です。
2位はCOMACHI「Golden Source」(レビューはこちらから)
例年、こういうランキングは非常に考えこんでしまうし、考え
こんでしまったんですが、このアルバムのお陰でスパっと順位
が確定(爆)してしまいました。自らの意思で再びインディー
ズに戻る決意をしたCOMA-CHI。そこで表現した物は、バック
バンドの非常にグルーヴイーなサウンドに乗せて、まるで水を
得た魚の様にRAP&SINGをしていた様に思いました。いろんな
ジャンルの音楽を体内に吸収して、それをCOMA-CHI独自の解
釈をしたファンクとして表現している様に感じました。
3位は堀下さゆり「fotonote」(レビューはこちらから)
堀下さゆりらしい、暖かくて優しい世界を描いている様に思う
んですが、今作はそれプラス哀愁が加わっている気がします。
あと歌声の音域が低くなった事によってGIRL POP→ポップス
になった気がします。このミニアルバムに最後に収録されてい
る「この街に咲く花のように」は、自身も被災した「東日本大
震災」について、自身の故郷の相馬市の事を想いを込めて歌っ
ている様に思いました。いつか何気ない日常を取り戻せる事を。
基本、私のアルバムランキングは"オリジナルアルバム"を対象に
しています。例え"カバーアルバム"の内容がとても良かったとし
ても対象から外す訳なんですが、もし"カバーアルバム"を含めた
としたら、このアルバムが1位でした。という訳で最初で最後
(!?)かもしれない特別賞の発表です。
柴田淳「COVER 70's」でした。(レビューはこちらから)
このアルバムを聞いて改めて思った事なんですが、"しばじゅん
はくそストイックだな"と。カバーアルバムを聞いてここまでス
トイックだなと思ったのは初めてでした。これ純粋に歌&曲と
向き合ったというレベルではない!!同業者からすざまじい反
響があったらしい(あの徳永英明にも絶賛されたみたいで)様
で。このアルバムを評価の基準にしたらいけないよなと。
そしてPICK UPの方はCrystal Kayの「Vivid」の方を。(レビ
ューはこちらから)
こういうのを聞きたかった!!というのが正直な感想です。「
FLASH」からエレクトロニカ路線へと歩み始めたCrystal Kay
なんですが、このアルバムで1つの果実を手に入れたのではな
いかと。これまでのCrystal Kayは"良くも悪くもファン&リス
ナーの事を考え過ぎている"というのが記事を読んで思った事な
んですが、ここ最近の記事を読んでいるとどうやらダンスミュー
ジック方面に思いっきり舵を切った様で。正直このアルバムを
聞いた限りでは「FLASH」でご卒業されたファンの方々が再入
学してきてもおかしくない素晴らしい出来だと思いました。今
後に期待と書きたいんですが、Crystal Kayはアルバム単位で当
たり外れが大きいのがちょっと心配だったりします。
トピックスとしてはGO!GO!7188が解散。ACIDMANが「RO
CK IN JAPAN」でヘッドライナーを。DRAGON ASHの馬場育
三さんが死去。「AIR JAM」が東北で開催。THA BLUE HER
B・ZAZEN BOYSがアルバムリリース。こんな所でしょうか?
2013年も素敵な音楽を聞ける事を楽しみにしています。
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2013年01月13日
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